【CS速報】日本ハムが反撃の完封勝ち──第3戦は6−0、福岡の地で王者ソフトバンクに土をつけシリーズは「3勝1敗」に

速報
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【CS速報】日本ハムが反撃の完封勝ち──第3戦は6−0、福岡の地で王者ソフトバンクに土をつけシリーズは「3勝1敗」に

概要

みずほPayPayドームで行われたクライマックスシリーズ(パ・リーグ)ファイナルステージ第3戦は、北海道日本ハムファイターズが6−0で福岡ソフトバンクホークスを下し、敵地で貴重な1勝。日本ハムはエース伊藤大海が8回無失点11奪三振の圧巻投球、打線もフランミル・レイエスの一発と7回のビッグイニングで試合を決めた。これでアドバンテージを含むシリーズ成績はソフトバンクの3勝1敗。第4戦以降へ、ファイターズが望みをつないだ。試合は3時間14分、入場40,142人。NPB.jp 日本野球機構+1


結果

  • 日時:2025年10月17日(金)18:00
  • 会場:みずほPayPayドーム
  • スコア:日本ハム 6−0 ソフトバンク
  • 勝敗:勝=伊藤大海(日本ハム)、敗=上沢直之(ソフトバンク)
  • シリーズ状況:ソフトバンク3勝1敗(※1勝アドバンテージ含む)

スコア推移(日本ハムの攻撃が先攻)

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公式記録では、本塁打はレイエス(4回ソロ)、山縣秀(7回ソロ)。バッテリーは日本ハムが伊藤—田宮(9回から伏見)、九回のみ山﨑福也が締め、ソフトバンクは上沢—海野(途中、嶺井)以下継投。NPB.jp 日本野球機構


詳細(試合の流れ)

日本ハムは初回、先頭からの攻めで1点を先制。投手戦の様相を呈する中、4回表にレイエスが左翼へ先頭ソロ。重い一撃で2点目を奪取すると、均衡を破られたソフトバンクは以降も好機をつくり切れず。Yahoo! Baseball

試合の決定打は7回表。先頭・山縣秀がレフトスタンドへ値千金の一発。さらに一死から水野の三塁打、二つの四球で満塁とし、二死満塁で4番・郡司裕也が中堅へ走者一掃のタイムリー二塁打。一挙4点を加点してスコアは6−0。ドームの空気を一変させる“畳みかけ”でソフトバンク先発・上沢を攻略した。プレーごとの詳細はテキスト速報にも明記されている。Yahoo! Baseball

投げては伊藤大海。伸びのあるストレートと縦横の変化を織り交ぜ、ソフトバンク打線から11の三振を奪う快投。8回を5安打無失点に抑え、九回は山﨑福也に託す盤石リレー。マイナビニュースの即時記事でも、伊藤の「8回零封・11K」、上沢の「6回2/3で5失点」が確認できる。マイナビニュース

一方のソフトバンクは、先発の上沢直之が粘り強くゴロを打たせながらも、長打と四死球が絡んだ7回につかまって無念の降板。打線では柳町達が3安打と意地を見せたが、好機で一本が出ず。第1戦の延長サヨナラ、第2戦の終盤3点で勢いに乗っていた打線が、この日は伊藤のキレに押し込まれた。シリーズここまでの戦況(第1戦ソ2−1日/第2戦ソ3−0日)との対比でも、この第3戦は日本ハムが“投打の噛み合わせ”で上回ったといえる。Yahoo! Baseball+1


キープレーヤーと戦術のポイント

伊藤大海(日本ハム)
ゾーン両端を使ったコンビネーションで空振りと見逃しを量産。特に左打者の外角直球でカウント先行→落ちる球で仕留めるパターンが奏功した。8回無失点・11奪三振の数字は、まさに“エースの仕事”。マイナビニュース

フランミル・レイエス(日本ハム)
4回のソロは甘く入った球を完璧に捉え、チームに流れを引き寄せた。第1戦でも8回に起死回生の同点弾を放っており、短期決戦での一発の重みを体現。Yahoo! Baseball

山縣秀(日本ハム)
7回先頭での一発が上沢のリズムを崩す導火線に。直後の攻勢につながった価値ある“号砲”だった。公式記録にも本塁打が残る。NPB.jp 日本野球機構

郡司裕也(日本ハム)
7回二死満塁からの走者一掃二塁打。カウント0-1から甘いゾーンを逃さず、センターへはじき返した。試合の趨勢を決める一打として、テキスト速報にも明快に記録されている。Yahoo! Baseball

ソフトバンク打線
柳町が3安打と奮闘も、柳田・山川・栗原ら中軸がチャンスで詰まらされた。伊藤の“高低の使い分け”に対し、打球が上がらず、得点圏での粘りを欠いた。マイナビニュース


試合後の寸評

短期決戦は「先に主導権を握った側が、相手の我慢を削る」。日本ハムはこの原則を忠実に遂行した。レイエスの一発で先に2点目を取り、伊藤がテンポよくゼロを並べることで、ソフトバンク打線に“焦り”を蓄積させた。極めつけは7回。山縣のソロで先頭打者の出塁=加点に成功、さらに機動と選球を絡めて満塁の土台を作ってから、郡司がとどめ。四球と長打が連鎖した“理想的な4点の取り方”だった。

ソフトバンクにとって誤算は、上沢の7回。球威・制球は大崩れしていないが、ストライクゾーンでの勝負が続き、打者に的を絞らせた。とはいえシリーズ全体で見れば、モイネロ快投の第1戦(延長サヨナラ勝ち)と、終盤に畳みかけた第2戦で王者らしく勝ち切っている。第3戦の黒星は“想定内の揺り戻し”であり、まだソフトバンクが主導権を保持している構図は変わらない。Yahoo! Baseball+1


データで読む第3戦

  • 奪三振:伊藤が11奪三振(8回)。見逃し・空振りがバランス良く、終盤でも球威が落ちなかった。マイナビニュース
  • 長打:日本ハムは本塁打2本+三塁打1本、7回の長短連打で大量点。公式の本塁打記録でも裏付け。NPB.jp 日本野球機構
  • 観客数/試合時間:40,142人/3時間14分。ポストシーズンらしい緊張感とテンポ。NPB.jp 日本野球機構

今後の展望

シリーズはソフトバンクの「3勝1敗」。日本ハムは一つ勝って“土俵際”から体勢を立て直したが、なお崖っぷちであることに変わりはない。第4戦は10月18日(土)に同ドームで行われる予定(プレイボールは18:00予定)。日本ハムとしては伊藤でつかんだリズムを先発陣にどう継承するか、打線は郡司—レイエス—山縣の“中軸周辺の機能性”を再現できるかがカギ。対するソフトバンクは中軸の再起と、先発の立ち上がり改善、そしてブルペンの我慢比べで主導権を奪い返したい。NPB.jp 日本野球機構+1


参考/出典

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