角田裕毅、最新フロントウイング投入で巻き返しへ|高地メキシコGPを徹底展望

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角田裕毅に“同スペック”フロントウイング——レッドブルが投入を決断。高地メキシコで効く「前荷重」の一手は、週末の勢力図をどう変えるか

角田裕毅(レッドブル)のマシンに、ついにチームメイトのマックス・フェルスタッペンと同一仕様の最新フロントウイングが載る。

舞台は標高2240mのアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス。薄い空気で“実効ダウンフォース”が減るメキシコでは、前後バランスの微調整ひとつが予選・決勝の命運を分ける。

角田にとって、それは泥臭くも確かな前進になるはずだ。autosport web+1


経緯

・木曜(現地)に明らかになったのは、角田車へ最新スペックのフロントウイングをメキシコで投入するという事実。これまで角田は「3世代前」の仕様を使っていたが、今週末はフェルスタッペンと同一スペックになる。autosport web
・世代差の整理:最新=シンガポール以降のフェルスタッペン用、1世代前=オランダで両者が使用、2世代前=ハンガリーFP1限定、3世代前=イギリスで使用。角田はこの“3世代前”を引きずっており、挙動面のハンディが指摘されてきた。autosport web+1
・メディアのトーンとしては「ラップあたり数コンマ(0.1〜0.3秒)改善も不思議ではない」という期待感。もちろん実走での検証は必要だが、投入の意義は明快だ。autosport web


詳細:ウイングの変更点と“高地メキシコ”の相性

形状の要点:最新ウイングはアッパーフラップ先端やノーズ接合部にフィン状処理が入り、メインフラップは左右端に向けて下がる“ドロップ”形状。古い仕様がほぼ水平だったのに対し、外周側での流れ方とタイヤ前方の乱流制御が違う。この違いが前荷重(フロントの効き)をより広い速度域で引き出す狙いとみられる。新車・中古車の自動車総合情報サイト〖carview!〗

高地特性:メキシコは空気密度が低く、マシンが“空気をつかめない”。同じ角度・同じ翼でも得られるダウンフォースは減り、ドラッグも減る。そのため各チームは最大級のダウンフォース仕様を載せながらも、直線速度はむしろ伸びやすいという特殊な週末になる。Atlassian Williams Racing+1

フロント側の効果:空気が薄いとフロントの“初期の入り”が鈍りやすく、タイヤを仕事させるまでのワンテンポが課題になる。前述の最新ウイングは、弱くなりがちな前軸のグリップを補いつつ、前後バランスの可動域を広げる効果が見込める。薄い空気×低ドラッグのメキシコこそ、**フロントの“かかり”**を改善するパーツの真価が出やすい。これはサーキットの性格とも合致する。Atlassian Williams Racing+1


サーキット&タイヤ情報

項目データ
サーキットアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス
全長/周回/距離4.304km / 71周 / 305.584km
高度約2240m(F1最高地)
ラップレコード1:17.774(ボッタス/2021)
2025タイヤC2(ハード)/ C4(ミディアム)/ C5(ソフト) ※“段飛ばし”選択
備考直線長約1.2km、DRSが効きやすいが、薄い空気でブレーキ冷却・PU熱管理が難しい

出典:autosport web スケジュール&データ、F1.com/Pirelliの発表、各チームプレビュー。media.alpinecars.com+3autosport web+3Formula 1® – The Official F1® Website+3


ピレリ戦略見立て:1ストップ主流の可能性、2ストップが速さ

ピレリはオースティンに続きメキシコでも“段飛ばし”のコンパウンドを採用(C2/C4/C5)。

性能差を明確化して戦略の幅を広げる狙いで、理論値は2ストップ有利とする一方、現実的には1ストップが主流になる可能性が高いと見ている。路面の進化と温度、トラフィック次第で読み替えが必要だ。Formula 1® – The Official F1® Website+2press.pirelli.com+2


角田のコメントとチーム状況

・角田は前戦オースティンについて「結果重視の首脳陣に成長を示せた。良い一歩」と自信を口にし、メキシコに向けても落ち着いたトーンで臨む。木曜会見での姿勢からも、チーム内での信頼を着実に積み上げている印象だ。autosport web


・コンストラクターズはマクラーレンが首位、レッドブルは苦しいシーズンを戦う最中。だからこそ同スペック化はチーム内の評価・検証をフェアにする意味が大きい。autosport web


今週末メキシコGPの展望(角田×レッドブル目線)

  1. 予選の鍵=S1のトップスピード+S2/スタジアムでの回頭性
     薄い空気でドラッグが減るため、他車比でのDRS効きが大きい。直線での“押し出し”と、低中速が続くS2/スタジアム区間の“曲げやすさ”の両立が必要。新フロントウイングでターンインの手応えが増せば、Q3進出〜2列目争いまで視界に入る。media.alpinecars.com
  2. 決勝の鍵=タイヤウィンドウ&冷却
     C2/C4/C5の温度レンジ管理が難題。トラフィック下でのエンジン&ブレーキ冷却、ダーティエア下のフロントの“掛かり”が勝負を分ける。最新ウイングで前タイヤを早く働かせられれば、スタート直後〜第1スティントで順位を築ける。理論最速は2ストップだが、セーフティカーが短ければ1ストップのトラックポジションが優位に。Formula 1® – The Official F1® Website+1
  3. 期待値
     autosport webは「0.3秒以上接近(短縮)も不思議ではない」と表現。薄い空気での“前の効き不足”が緩和されれば、角田の武器であるコーナー進入の勇気が活きる。決勝はトップ3圏内はまだ高い壁だが、入賞上位〜表彰台争いに絡む余地は十分。予選のスターティングポジションがすべてだ。autosport web

技術トピック補足:2025年の“フレキシブル・ウイング”監視強化

今季FIAは前後ウイングの新たな荷重・剛性試験を段階導入し、いわゆる“フレキシブル”挙動の抑制を強化。

各チームの設計自由度は狭まり、合規の範囲で効きを最大化する“微細な面圧コントロール”が焦点になった。

レッドブルの新フロントウイングも、こうした枠組み内での最適解のひとつと位置づけられる。Reuters


まとめ

・角田に最新フロントウイング——同スペックでのガチ比較がついに実現。
・メキシコの高地条件は“前の効き”の恩恵が出やすく、予選一発&第1スティントで効果が表れやすい。
・ピレリは段飛ばしのC2/C4/C5。理論は2ストップ、実戦は1ストップ主流の読み。
・角田は「オースティンがいい一歩」と語る。ここメキシコで結果に結びつけ、シーズン終盤の流れを確かなものにしたい。autosport web+4autosport web+4Atlassian Williams Racing+4


参考リンク(主要出典・日時・URL)

・autosport web「角田車にも最新版フロントウイングを投入へ…」(2025/10/24)
  https://www.as-web.jp/f1/1263505
・Yahoo!ニュース(carview!)「メキシコのタイヤ選択もひとつ飛ばし…」(2025/10/24)
  https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/1e8d1747e49ed761533c4be5db06ec437f7888e6/
・F1.com「What tyres will the teams and drivers have for the 2025 Mexico City GP?」(2025/10/23)
  https://www.formula1.com/en/latest/article/what-tyres-will-the-teams-and-drivers-have-for-the-2025-mexico-city-grand.321Njw4EBFbhCUVrZWOb6f
・Pirelliプレスリリース「Once again, a skip in compounds for the Mexico City weekend」(2025/10/21)
  https://press.pirelli.com/once-again-a-skip-in-compounds-for-the-mexico-city-weekend/
・Williams「How Altitude Affects a Formula 1 Car」(2024/10/25)
  https://www.williamsf1.com/posts/ffcf0d74-0d2c-4b62-9dde-1c7a0e291a91/how-altitude-affects-an-f1-car
・autosport web「2025年F1第20戦メキシコシティGP TV放送&タイムスケジュール」(2025/10/23)
  https://www.as-web.jp/f1/1263060
・autosport web「木曜会見:角田『オースティンはいい一歩だった』」(2025/10/24)
  https://www.as-web.jp/f1/1263454

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