
角田裕毅の2026年去就は?──“未発表”のまま最終局面へ。軸はレッドブルの決定とホンダ連携の動き
はじめに
2025年シーズン途中に本家レッドブルへ昇格した角田裕毅。来季(2026年)の契約は依然未発表だが、決着は近い。カギを握るのは、レッドブルがフェルスタッペンの相棒を誰にするかという最終判断、そしてホンダ×アストンマーティンの新体制での布陣だ。現時点での有力シナリオと最新報道を、確度重視で整理した。AP News+1
概要・現在地
- 現状:角田は2025年3月、ローソンに代わりレッドブルへ昇格。日本GPから本隊で走っている。来季の契約は未決定のまま。AP News
- 市場の文脈:メルセデスがラッセル&アントネッリの2026継続を正式発表し、空席は残りわずか。レッドブル系2チーム(Red Bull/Racing Bulls)とアルピーヌに焦点が絞られている。Reuters+1
- 対抗軸:アストンはアロンソ&ストロールで2026もレースシート確定済み。よって角田の同チームでの現実的ポジションはリザーブ/開発に限られるとの見立て(※噂段階)。Formula 1® – The Official F1® Website+2Formula 1® – The Official F1® Website+2
- 決定タイムライン:レッドブルは2026体制の最終決定を近く下す構え。並行してRacing Bullsの2席も連動して動く。RacingNews365
詳細:想定される3つの進路
1) レッドブル残留(最有力の本線)
- レッドブルは2026年の相棒を最終選考中。候補には角田に加え、Racing Bullsのイサック・ハジャーら若手の名が出ている。角田は直近のパフォーマンスで訴求し続ける必要がある。PlanetF1+1
- 直近の成績面では波がある。たとえばシンガポールは予選P15→決勝12位とポイント圏に届かず。ただしロングランペースは自己評価で「移籍後ベスト」。評価の物差しは“結果+貢献”(開発・チームワーク)だ。autosport web
2) Racing Bulls復帰(次点のセーフティネット)
- 2026年のRacing Bullsは2席とも未確定。レッドブル本隊の決定に連動し、ローソン、角田、さらにリンドブラッドらジュニアの昇格可能性を含めた入れ替えが想定される。角田が本隊で残れない場合、経験値の高い柱として戻るシナリオは十分に現実的だ。RaceFans+1
3) アストンマーティンの“ホンダ連携”枠(噂:リザーブ/開発)
- 2026年からアストン×ホンダのワークス体制が始動。レースシートはアロンソ&ストロールで確定しており、角田に与えられる現実的ポジションはリザーブ/開発という見方。チーム側は噂を明確に否定しておらず、“受け皿”としての温存はあり得る。Formula 1® – The Official F1® Website+2Formula 1® – The Official F1® Website+2
コメント(記者の視点)
角田にとって最大のポイントは、「レッドブルの意思決定」と「自分のアピール材料」をどこまで一致させられるかだ。2026年は新PU規定元年で、開発ドライバーの“感じる力”と適応力がより重視される。レッドブルは判断のデッドラインを詰めており、社内では若手抜擢 vs. 実戦経験の天秤が最後の論点になっている。ここで角田が確かな決勝ペースと安定感を積み増せれば、本隊残留の説得力は増す。逆に、もし本隊が別案に振れた場合でも、Racing Bulls復帰という実務的な選択肢があるのは角田にとって救いだ。RacingNews365+1
今後の展望(チェックリスト)
- レッドブルの最終発表
2026年の“#2”決定が最優先。ここが確定すれば、Racing Bullsの2席がドミノ式に動く。RacingNews365 - Racing Bullsの顔ぶれ
ローソン残留の可否、リンドブラッドらジュニアの昇格有無が注目。角田の“戻り先”の質と役割が変わる。Motorsport - アストン×ホンダの“受け皿”
レース席は既に満席。噂されるリザーブ/開発の正式化があるか。ホンダの将来計画と合わせて要確認。Formula 1® – The Official F1® Website+2Formula 1® – The Official F1® Website+2
総括
現実的な順序は「レッドブル残留」→「Racing Bulls復帰」→「アストンリザーブ」。いずれにせよ、決め手は足元のパフォーマンスと、レッドブルが描く2026〜の人材構想だ。RacingNews365
参考(主要トピックの裏取り)
- 昇格の事実関係:2025年3月、レッドブルがローソンを下げ角田を本隊起用。AP News+1
- シート情勢:メルセデスは2026も現体制継続→空席が圧縮。Reuters
- アストンのレースシート:アロンソ/ストロールが2026も続投確定。Formula 1® – The Official F1® Website+1
- 決定時期の示唆:レッドブルは近く最終判断へ。RacingNews365
- 角田の直近レース:シンガポールGPはP12。autosport web
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